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2017/05/29

第2回通常総会を行いました。~NPO法人さくらの森・親子サポートネット

5月20日(土)、NPO法人さくらの森・親子サポートネット第2回通常総会を行いました。

2016年度の活動報告&決算、2017年度の方針&予算はすべて承認されました。

その後、瀬谷で活動されているNPO法人さくらんぼ理事長伊藤保子さんに『家族支援の必要性と保育園』をテーマにお話しいただきました。「保育園は万能ではない。」と、必要性に向き合い取り組んでこられた家族支援の実例の数々に、身が引き締まりました。

今年度、NPO法人さくらの森・親子サポートネットは、保育園だけではサポートしきれない「困ったな」に、積極的に取り組んでいくスタートの年です。

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NPO法人さくらの森・親子サポートネット

「ひとりの困ったな」から必要なサポートを

 

30年前、「子どもの食卓」というプロジェクトがありました。

小学生に、家庭での食事の様子を絵に描いてもらうというもので、孤食、個食の子どもたちの様子が社会にリアルに突き付けられた取り組みでした。

その17年後に行われた同様の調査では、さらに状況は悪くなっており、家族で食卓を囲む経験が乏しい子どもたちが多くなっていました。

そして今、「こども食堂」が全国に広がっています。

かつての子どもたちは今、お父さんお母さんになっています。

 

私たちは、地域の子育て支援の拠点として準備しているフリースペースで、こども食堂「わにわに食堂」を始めることができました。

家庭のようなあたたかくほっとできる場所で、みんなでご飯を食べること。

ただそれだけのことが、とっても大事なことなんだってあらためて思います。

「親子のひろば」も、みんなでご飯を食べることを主軸にスタートします。

つながる場を多様に拡げていきます。

 

さくらの森保育園のこどもたちは、毎日、みんなで食卓を囲み、夢中になっておいしそうにそして笑顔でご飯を食べています。その経験を地域にそして家庭につなげていきたいと思います。

 

これまでは認可保育園の運営だけでしたが、いよいよ支援部門の開始です。

「ひとりの困ったな」から必要なサポートがますます見えてくるでしょう。

しかし、市が制度化していない、もしくは計画に入っていない事業がほとんでです。

私たちの取り組みを積極的に伝えていくことで、ボランティアで協力していただける方も拡げていきたいと思います。

会員ひとり1人も「ちょっとだけボランティア」を、ぜひ。

2017年5月20日 伊知地るみ