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園からのお知らせ

2016/11/30

助成施設に選出されました!~第4回「待機児童対策・保育所等助成事業」

第一生命の第4回「待機児童対策・保育所等助成事業」の助成施設に選出されました。

全国から243件の応募があり、44件の園が選出されたとのことです。

この助成事業は、新設の保育所等が保育の質を高めるために、独自に実施する保育計画にかかる備品等の購入費用を助成するというものです。

さくらの森保育園では、日々の森の活動をとおして、「泉の森は宝箱」という保育計画のもと、必要だと考える「図鑑」「絵本」「バランス感覚の玩具」を希望しました。今回の助成決定により、新しい図鑑や絵本などをたっぷり揃えることができます。

子どもたちのよりよい育ちの場づくりを応援してもらえる助成事業は、ほんとうにありがたいです。


以下は、今回申請した保育計画です。

保育計画 『泉の森は宝箱』

さくらの森保育園は、近隣の自然の中で五感を通した活動や地域に向けての子育て支援に力を入れています。

森では、小さい子は色々な木・葉・実・虫などを発見し、興味関心を持って観察したり、自然物を使ってのごっこ遊びや乗る・飛ぶ・ぶら下がる等、体全部を使って遊びます。大きい子は森の奥まで探検し、崖の登り下りやルールを作って遊ぶなど、友だちと一緒に考えながら遊びます。また森の中で見つけた不思議な物を友だちと共有し、観察したり調べたりして学んでいます。森にはおもちゃはないけれど、自然からの贈り物を大切に使い、季節の移り変わりを体で感じながら、多くのことを吸収しています。

年間を通して、毎日のように自然の中に出かけ体力向上の促進に努めていますが、戸外活動ができない季節には室内活動中心となります。特にバランス感覚が不安定になる様子が伺えるため、年齢を問わずに感覚を維持できる玩具の必要性を感じています。

畑では、大きい子が中心となり、野菜の苗の買い物から苗植え・生長・収穫の喜びを味わいます。作業後、畑の回りの虫や草花で遊ぶのも楽しみの1つです。収穫したものは小さい子へのお土産にしたり、給食で調理してもらいおいしく食べます。作ってくれる人への感謝の気持ちも学びます。

子育て支援では、現代の情報化社会の中、子育てに不安を抱えている保護者が増え、子育て広場への参加が増えています。絵本を介して、親と子の関係性作りや子育ての楽しさを感じてもらいたいと考えています。

子どもと一緒に絵本を見ることにより、母と子のスキンシップや会話が広がります。子どもと同じ体験を持つことにより、親と子の距離が近くなり、子育てに対する楽しさや自信につながります。

子どもは、膝の上でぬくもりを感じながらお話の楽しさを共感したり、内容を楽しむだけではなく絵本の世界に入っていく体験ができ、共感や自尊心が育ちます。また、たくさんの本と出会い、読書への関心を広げてほしいと思います。

法人が変わって1年目の今年度。今まで作り上げてきたものはあるけれど、まだまだ必要なものがたくさんあります。今後も保育の充実を図る為に、「図鑑」「絵本」「バランス感覚の玩具」を希望したいと思います。